パカパカパッション(PS・プロデュース・対戦型音楽アクション)
取りあえずレビュー:


平たく言ってしまえば音ゲーなのだが、他の音ゲーと違う、
このゲーム特有の要素として「対戦」がある。
某BMやDDRにも「バトル」やら「バーサス」なんてモードがあるが
アレは単に、2人用でシングル譜面をそれぞれがプレイする手段であり
対戦とは明らかに違うことをここに明記しておく。

さて、「音ゲー」+「対戦」であるこのゲームの流れを簡単に説明すると
リズムに合わせてうまくボタンを叩くと相手に、
リズムに外れたり関係ないボタンを叩くと自分にチップが積まれ、
曲が終了した時点で、積まれたチップが少ない方が勝ちとなる。
(チップの数が同じ時は「perfect」判定の率が多い方が勝ち)
また、一定数のチップが積まれると、曲の途中でも勝敗が決するようになっている。

ゲームの概要を書いたところで感想に移ると
とりあえず、特定のモード(FREEに相当するモードやTRAINING)でしか
曲が選択出来ないのは痛い。
曲数が少ないのはともかく、好きな曲を選択出来ないのはプレイヤーのモチベーションに関わってくる。
次回作では改善されているかも知れないが、その前に移植に際して改善して欲しかった部分とも言える。

そして、これは明らかに反対意見が出ることを覚悟して書いておくが
画面上に表示される音符(というかパネル)を、判定ラインがなぞっていくと言う
画面インターフェイスだが、これが明らかに見づらくて仕方がない。
せめて、叩くボタンに合わせてパネルの位置を少しずらすだけでも随分と変わると思うが、
さすがに印をつけるだけでは、叩くボタンの判別が極めて難しく感じる。
恐らく某573の特許が少なからず絡んでいるのだろうが、見づらいことには変わりはない。

曲自身は悪くない、と言うか、いいものは確実にあるし、
対戦と言う形式もアイディアとしては悪くはない。
また、演奏するパートが選べるのは、同じ曲でも違う感覚を得られるのがよい。
しかしながら、根本的な部分に問題があるのが痛すぎる。
差別化を図ろうとし、またそうしざるを得ない理由があるにしろ、
ベースの部分がもろければ意味はない。

PS:
そう言えば、ゲーセンでこのゲームの対戦風景を見たことがないのだが。
全員エクセルテクノ出すのに必死だったのか?


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